05年に1号機が完成したボディメトリクス。
順風満帆に進むと思いきや、完成後は様々なトラブルに直面した。とにかくキコキコ音がうるさいから何とかしてくれ、設計上ありえないところが故障したり、強度の強いワイヤーを選んだのにもかかわらず1週間足らずでワイヤーが切れたりと、次々に問題が発生。
『アスリート、フィジカルコーチとしてスポーツに携わってきたが、これからはモノ作りを生涯の仕事としてやっていくんだ』
と、強く意識したのはちょうどこの頃。
お客さんからも多種多様な意見が寄せられた。
見た目は既存の筋トレマシンと大差ないために「何だかやっている感がないんだよね・・・・」「このマシンやってもちっとも胸筋付かないよ。」「ダイエットに効くと聞いたのにすぐに効果でないからもうやめよ。」など本来の目的から外れたリアクションが多く、
"日本におけるコンディショニングの認知度の低さ"を強く感じ、
「ただ単にマシンを売るだけではいけない。日々コンディショニングを整えていくのが日常となるような、新たなライフスタイルを定着させる!」
ことを使命として動くようになった。
そして、最終的にそれを実現するためには、
「ハードとソフトの融合。つまりマシンではなく装置である"デバイス"と、トレーナーではなく指導者である"デバイサー"の2つがうまくかみ合ってはじめて成り立つ!」
という結論に行きついた。