ボディメトリクスが目指す形、方向性は何となく見えているのに、それがなかなか伝わらない。そんな日々が続いた。
お客さんはどうしても、負荷を重くしたがる。どんなに注意しても重い=上級者のイメージから抜けない。どうしたら、そこから抜け出してくれるのか?悩みぬいた末、新田はスタッフに過激な指示を出した。
『とにかくお客さんと雑談しろ!話しながらリラックスした状態、つまりストレスがない負荷でやることの重要性を理解してもらわないといけない。』
アスリートの世界ではコンディショニング>トレーニングというのが、普通だと思っていたのに、一般の人にはなかなか理解してもらえない。
お客さんは、目に見える変化をできるだけ早く欲しがる。つまり、キツいトレーニング=良いトレーニング。確かに、わかりやすい。でも、何かが違う。
ボディメトリクスは、その対極に位置する。
トレーニングではなく、コンディショニング。
鍛えるのではなく、誰もがもつ本来のカラダに戻す。
No stoic No stress
これこそが、ボディメトリクス。
世間話をしながら、エクササイズをするという、全く新しい形。
これをどうわかりやすく伝え、体感してもらえるかがポイントなのだが、その作業がこれほど難しいとは。。
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